長良川温泉 第一回入選作品 |十八楼俳句選|長良川温泉 十八楼|岐阜県 創業160有余年

第一回入選作品

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特選

目覚めよく嬰の喃語や春麗

山県市 E様

嬰(えい、乳飲み子)とはお孫さんのことか。家族で泊まった宿の朝、目覚めた乳児の片言
(喃語、なんご)が聞こえる。ご機嫌なその声が周りの笑みを誘う。まさに春のうららかな朝。

入選

長良川泡湯ほのかに月明かり

岐阜市 N様

入選

鰯雲映して澄めり長良川

刈谷市 A様

入選

小雪舞う長良の里の露天風呂

福井県 O様

入選

雪降りて羽を休める冬鵜かな

福井県 M様

入選

年暮るる雪にたたずむ屋形船

横浜市 N

入選

たのしいなみんなですごすながらがわ

こうなんし O様

佳作

春雨や十八楼の句碑しづか

名古屋市 T様

十八楼のロビーから望む長良川、その前庭に芭蕉の「このあたり目に見ゆるものは皆涼し」の句碑がある。
あたたかな春雨にぬれて、句に詠まれた夏を静かに待っているようだ。

佳作

歳晩の夢に芭蕉や十八楼

横浜市 N様

年の暮れに見た夢に芭蕉が現れるとは。十八楼にゆかりのある俳聖芭蕉に思いを寄せていたからか。
俳句に親しむ作者なればこそ、この宿に泊まったからこその夢。

佳作

湯の華に香りを寄せて古希の雛

茨城県 I様

長良川温泉のお湯に旅の疲れを癒す。湯の華の浮かぶお湯を手のひらにすくい、その香りに顔を寄せる女性。
七十歳とは思えないあでやかさにお雛様もほほえむか。

十八楼 はなれ 宿いとう

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